MEMBAT
(MS−DOSで、コンベンショナルメモリを確保するBATファイル)
松野 聖史
Written by Matsuno Seiji
(最終更新日:2003年5月5日)
こんなあなたに最適です!
PC9800シリーズのソフトウエアを動かしてみて、
「メモリが足りません!」
と、メッセージが出てゲームが起動しなかった…
なんてことはありませんか?
「CONFIG.SYS や AUTOEXEC.BAT は、難しそうだから触れないよ!」
「いちいち CONFIG.SYS や AUTOEXEC.BAT を変更するのが面倒くさいよ!」
そんなあなたに最適です!
MEMBATとは?
ぼくが、BATファイル作りに夢中になっていた頃、だれでも、容易に、メモリを空けて起動できるようにと、1998年に作ったBATファイル群です。
MS−DOS5.0以降のどのバージョンでもたぶん問題なく動作します(笑)
なお、MS−DOS 3.xx をご使用の方は、同封のFORDOS3X.LZHをご利用下さい。

<MEMBAT起動画面(HMADOSで起動)です。>
本体のDOWNLOAD MEMBAT03.LZH
使い方(MS−DOS5.0以降の方)
この上のMEMBAT03.LZHをダウンロードし、任意のフォルダに解凍した後、次の手順どおり、インストールを行なってください。
1:起動ディスク(HDでも、FDでもOK)に、システム転送します。
(つまり、MS−DOSで起動するディスクが必要・・・って、当たり前だ。)
2:次の3つのファイルを、探し出して、起動ディスクのルートディレクトリに置きます。
(通常は、\DOS というディレクトリにあります。)
HIMEM.SYS DOSKEY.COM EMM386.EXE
(ほかにも、MEM.EXEを入れておくと、メモリが確認できるよ!)
3:FILES.LZHを解凍して、全ファイルを、やはりルートディレクトリへ置きます。
4:そして、再起動してください。後は、画面のように打ち込めば、勝手に、
CONFIG.SYS と AUTOEXEC.BAT を勝手に書き換えてくれます。
5:自分のお気に入りの CONFIG.SYS や AUTOEXEC.BAT は、あらかじめどこかに退避させておきましょう。
このBATファイルは、直接それらを書き換えるのでバックアップを取らないですから。
その実力の程やいかに・・・?
これは、Anex86上での、MS−DOS5.0A−H起動で、HMADOSにて、メモリを600k以上に空けた場合の内訳です。

見ればわかりますが、626000バイトの空きメモリがあります。これで、メモリを必要とするソフトも難なく動きますよ!
さて、残りのコマンドは?
このMEMBATは、3つの起動モードがあります。それぞれ次のような目的で作ったので書いておきます。参考にしてみて下さいね。
NORMDOS
これは、そのソフトウエア自身がメモリドライバを組み込む場合につかいます。
EMSDOS
これは、ペイントツールなどでEMSメモリを使うものを利用するときに便利です。
MS−DOSプログラムとかするときにも、この環境は使い勝手がいいです。
HMADOS
ほとんどの場合、これで立ち上げれば問題ないでしょう。
600k以上のメモリが空きます。
よくある質問の対策
<質問1>
Anex86で、MEMBATをつかってみたんですが、メモリが空きません。
<答え1>
Anex86では、デフォルトでメモリが使えないようになっています。
この下の赤丸の部分を図のように変更してください。

<Anex86でのメモリ使用設定> <日本語化したAnex86での場合>
<質問2>
上の右のように日本語にはどうやってするのですか?
<答え2>
日本語化ページをご覧ください。
こちらです → 「メニューの日本語化計画」
連絡先
このページについて、MEMBATについて、質問、意見等がございましたら
matsuno@chin.ne.jp
まで、お気楽にメールください。
リンク
- ●MEMENVの配布ページ●
- You−Cさんの作成したメモリ空けのBATファイルです。
- MEMBATのようにルートディレクトリが汚くなるのが嫌な場合や、一つのファイルだけで管理したい人にお勧めです!
- 「MEMBAT互換」なんだそうです。感動!!!
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「WINDOWS USER のための PC EMULATORS」
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