VirtualBox で Windows 95 & 98
最終更新日 2009/12/23
何が大変なのか?
1.95や98ではインストールはフロッピーで起動しなくてはならない。起動ディスクのイメージ化には、たとえば、
などを利用する。ちなみに、95はすべてフロッピー出荷。95のOEMでは一部CDで提供されているものもある。
[注意点1] ファイルサイズは、1.44Mであること(無圧縮のベタイメージ)。拡張子は .img に変更しておくと良い。
[注意点2] Windows 98SE のインストールCDの中には、CDからブートするものもある。その場合、起動ディスクの作成は不要。
2.仮想マシンの設定では、以下の項目をいじる。
[メインメモリ] 128M を推奨。
[ビデオメモリ] 32M を推奨。 ← 多くても必ず64M以下に。
[VT-x/AMD-Vを有効化] はチェックをはずす。 ← チェックが入ったままでも問題ないという人もいるようです。
[オーディオコントローラ] SoundBlaster 16 に変更。
[ネットワークアダプタ] NAT の PCnet-PCI U に変更。インターネットにつないでドライバをDLするので最初だけは必要!)
その他は、デフォルトのままでいいと思います。
3.95/98の場合は、フロッピーから起動後に、MS-DOS上で、HDDを有効にし、フォーマットしてやってからインストールです。←忘れがち。
A:>FDISK で領域解放後、
A:>FORMAT C: フォーマット後に念のため再起動して、
A:>R:
R:>SETUP というような手順。
98SE等、CDからブートする場合は、画面の指示に従えばよいでしょう。
4.無事インストール後に再起動すると。
“EMM386 not installed −(以下略)” と出てフリーズ。(これが正常。VirtualBoxはEMSメモリに対応したメモリをもっていないらしい。)
なので、
F8 立ち上げ → Safemode で起動 → Cドライブの Config.sys を“メモ帳”で開く → EMM386.EXE RAM を NOEMS に変更。
もう詳しく書くと、
Safemode起動後に、マイコンピュータでCドライブ。[表示]→[フォルダオプション]→すべてのファイルを表示する
すると、Cドライブに Config.sys が見えるので、右クリック→アプリケーションから開く→一覧から NOTEPAD を選択。
メモ帳上では、2行目くらいに、
device=C:\WINDOWS\EMM386.EXE RAM → device=C:\WINDOWS\EMM386.EXE NOEMS に変更。
上書き保存して再起動。
5.ネットワークの設定等終了後、最後にディスプレイドライバのインストールをしよう。
インターネットがつながったなら、
圧縮ファイル解凍ソフト たとえば
Lhasa32 → 実際には“検索”で探すのがいいでしょう
その後、解凍した後、
デスクトップで右クリックの[画面]→[設定]→[詳細]→[アダプタ]→[変更]で、ドライバを選択すればOK!
6.最後に。便利な“GusetAdditions”は、Windows9xには対応していないので、インストールしないことをお勧めいたします。
▼ VirtualBox 3.2.1 で、Windows98SE を起動 (ホストOSは WindowsXP Home Edition)
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